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セキュリティの重要性を固定IPアドレスの利用リスクから考える

固定IPアドレスを利用することに伴うリスクを知っておくのは大切です。
固定IPアドレスはアクセス制限をかけられるという点では優れているのですが、不正アクセスをされてしまった場合、大きなリスクが発生します。
セキュリティ対策をする必要性について知るためにも、固定IPアドレスを利用する危険性は理解しておきたいものです。

固定IPアドレスというのは、プロバイダーがサービスの一環として提供します。
一般的に固定IPアドレスを付与する場合、別途料金が発生します。
NTTフレッツなどのインターネットサービスを利用する場合、プロバイダー(ocnなど)との契約が必要になります。
インターネット契約を結ぶと、最初の段階で割り当てられるのは動的IPアドレスです。もちろん最初の段階で固定IPアドレスを申し込むこともできます。

固定IPアドレスを活用するなら、サーバーを立ち上げることができますし、プライベートネットワーク(VPN)を構築する場合にも役立ちます。
この場合、別途ファイアウォールや、ルーターのパスワードを解読されにくいものに設定するなどのセキュリティ対策が必要です。もし不正アクセスをされてしまった場合、ルーターに接続している機器がハッカーによって操られてしまうからです。

一旦パソコンがハッキングにあうと、パソコン内部の情報が流出するだけでなく、例えばネットバンキング等のパスワードなどが保存されている場合、すべての情報が筒抜けになり、盗難などの被害に合う可能性が出てきます。リスクはそれだけではありません。
例えば、ハッキングしたパソコンを操作して、他のサービスへ不正侵入し、攻撃を仕掛けることもできます。

この場合、ハッキングをした人が自分の身分を隠し、ハッキングされたパソコンを使って攻撃を行うため、ハッキングされたユーザーが犯人扱いされてしまう可能性もあります。
このような被害を防ぐためには、セキュリティ対策を2重、3重にすることが求められます。